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京都市の英語専門家庭教師

京都市の英語専門家庭教師「高校生で、一生役立つ勉強を」

自動詞と他動詞と「ビビった!」

前回まで英単語の覚え方に関するお話を中心としてきました。

今回は、単語レベルから一歩ステップアップして、英文の成り立ちに関するお話をしましょう。

皆さんは“自動詞”“他動詞”と聞かれて、その違いをしっかりと答えられるでしょうか?

 

英文に必要不可欠な“動詞”には、2つのタイプがある

“自動詞”や“他動詞”について理解するために、動詞と呼ばれる英単語の役割をおさらいしておきましょう。

 

英語の文章は「誰が」「○○をする」というふたつの情報を元に成り立っています。

一般的に“主語”と“動詞”と呼ばれるものです。

どんなに短い英文でも、主語と動詞は必ず含まれる要素です(会話表現を元にするものなど、一部省略されるような表現は除く)。

 

では動詞の後にはどんな情報を続けることができるのか。

そのパターンを考えようとするとき、大切なキーワードとして出てくるのが冒頭の“自動詞”と“他動詞”です。

動詞にはこの2つのタイプがあり、どちらを使うかによって異なるタイプの英文ができあがる、というわけです。

 

自分ひとりでできる行為が“自動詞”

You smile.「君はほほえんでいる」

 

上の英文は主語の様子を表すだけのシンプルな内容です。

このように主語だけで成立する英文をつくる動詞が自動詞です。

他者を必要とせずに “自己完結”する行為といえますね。

 

相手がいて成立するのが“他動詞”

I love you.「君を愛している」

 

今度の英文は先と違い、動詞loveの後に「誰のことを」について書かなければ通じません。

このように相手を必要とする動詞は他動詞と呼びます。

もうお気づきかもしれませんが、主語と“他”に人物がいるということです。

 

日本人と感覚が違う「ビビった!」には注意

“自動詞”と“他動詞”の違いはたったこれだけです。

2点の違いを理解できたあとは単語数を増やしていくのみですが、ひとつ注意すべきことがあります。

それは“感情に関する動詞”の扱いです。 

 

surpriseという単語を例に挙げてみましょう。

サプライズという発音でなじみのあるこの単語は、自動詞と他動詞のどちらでしょうか?

 

多くの人が自動詞、もしくは「驚く」という和訳をイメージされたのではないでしょうか。

ですがsurpriseは他動詞、つまり「~を驚かす」という使い方をします。

注意すべきというのはこの点です。

 

日本人は感情に起伏が起きたとき、自分を中心にして表現します。

 一方英語では“なぜそう感じるのか”、つまり原因となる出来事を中心にとらえる癖があるので、認識の仕方が正反対になるのです。

日本人は驚いたとき「ビビった!」と口にしますが、英語圏の人は「○○が私をビビらせた!」と発しているということです。

 

excite「~をわくわくさせる」やbore「~を退屈させる」など、“感情に関する動詞”はいずれも他動詞である点に気をつけましょう。