京都市の英語専門家庭教師

京都市の英語専門家庭教師「高校生で、一生役立つ勉強を」

イディオムは和訳を予想するゲーム感覚が大切

英語のイディオムを覚えるとき、意識として非常に大切なのが“直訳を考えてみること”です。

「そんなことは知っている」と思う人もいるでしょうが、その効果を知らない人が多いのも事実。

百聞は一見にしかず、今回はその代表例をご紹介しましょう。

 

直訳からお手本に結びつけられるかをゲーム感覚で

look up to ~「toの方向を見上げる→~を尊敬する」

 look down on ~「onを見下す→~を軽蔑する」

look after ~「~の後ろから(様子を)見る→~を世話する」

 

直訳してみると、テキストにのっているお手本の和訳におのずとたどり着くのが面白いところです。

一度その感覚を知ると、イディオムの暗記は“がまんくらべ”の勉強でもなくなります。

ぜひこの要領で、力任せの語彙力増強から抜け出しましょう。

 

気持ちに余裕の持てる勉強スケジュールは必須

ただし、この方法は初動に時間がかかるため、小テストの勉強を前日に始めるようなスタイルは卒業しなければなりません。

時間はもちろん、気持ちの面でも余裕がなくなります。

イムリミットを気にするなど、焦りにつながる要素があるせいでたった十数秒考えてみようとするゆとりが消えてしまいます。

 

小テストなどに向けて勉強する場合は、まず1週間前を目安に始めてみましょう。

そのサイクルを何度か繰り返すうちに、しっくりくる頃合いが分かるものです。

直訳からイメージして理解し、その後どれくらい見直しを繰り返せば覚えた状態になるか、徐々に調整してみて下さい。

自動詞と他動詞と「ビビった!」

前回まで英単語の覚え方に関するお話を中心としてきました。

今回は、単語レベルから一歩ステップアップして、英文の成り立ちに関するお話をしましょう。

皆さんは“自動詞”“他動詞”と聞かれて、その違いをしっかりと答えられるでしょうか?

 

英文に必要不可欠な“動詞”には、2つのタイプがある

“自動詞”や“他動詞”について理解するために、動詞と呼ばれる英単語の役割をおさらいしておきましょう。

 

英語の文章は「誰が」「○○をする」というふたつの情報を元に成り立っています。

一般的に“主語”と“動詞”と呼ばれるものです。

どんなに短い英文でも、主語と動詞は必ず含まれる要素です(会話表現を元にするものなど、一部省略されるような表現は除く)。

 

では動詞の後にはどんな情報を続けることができるのか。

そのパターンを考えようとするとき、大切なキーワードとして出てくるのが冒頭の“自動詞”と“他動詞”です。

動詞にはこの2つのタイプがあり、どちらを使うかによって異なるタイプの英文ができあがる、というわけです。

 

自分ひとりでできる行為が“自動詞”

You smile.「君はほほえんでいる」

 

上の英文は主語の様子を表すだけのシンプルな内容です。

このように主語だけで成立する英文をつくる動詞が自動詞です。

他者を必要とせずに “自己完結”する行為といえますね。

 

相手がいて成立するのが“他動詞”

I love you.「君を愛している」

 

今度の英文は先と違い、動詞loveの後に「誰のことを」について書かなければ通じません。

このように相手を必要とする動詞は他動詞と呼びます。

もうお気づきかもしれませんが、主語と“他”に人物がいるということです。

 

日本人と感覚が違う「ビビった!」には注意

“自動詞”と“他動詞”の違いはたったこれだけです。

2点の違いを理解できたあとは単語数を増やしていくのみですが、ひとつ注意すべきことがあります。

それは“感情に関する動詞”の扱いです。 

 

surpriseという単語を例に挙げてみましょう。

サプライズという発音でなじみのあるこの単語は、自動詞と他動詞のどちらでしょうか?

 

多くの人が自動詞、もしくは「驚く」という和訳をイメージされたのではないでしょうか。

ですがsurpriseは他動詞、つまり「~を驚かす」という使い方をします。

注意すべきというのはこの点です。

 

日本人は感情に起伏が起きたとき、自分を中心にして表現します。

 一方英語では“なぜそう感じるのか”、つまり原因となる出来事を中心にとらえる癖があるので、認識の仕方が正反対になるのです。

日本人は驚いたとき「ビビった!」と口にしますが、英語圏の人は「○○が私をビビらせた!」と発しているということです。

 

excite「~をわくわくさせる」やbore「~を退屈させる」など、“感情に関する動詞”はいずれも他動詞である点に気をつけましょう。

英単語を覚える方法

前回、前々回と英単語の理解についてお話ししてきました。

今回はそうしたステップを踏んだ上で、いよいよ“覚える”方法をお話しします。

スポーツで例えるなら、正しいフォーム教わった後の”素振り”です。

何をどれだけ繰り返すべきか、適切な方法を身につけましょう。

 

1回あたりの負担を小さくする

まず大切なのは、1回あたりの作業量を抑えることです。

例えば、やみくもにスペルを書きなぐるような作業は行うべきではありません。

最低でも1,000以上ある英単語すべてに、和訳とスペルを同時に覚えようとするのは時間のかけ過ぎです。

 

その代わりに、目と耳と口の3つをフル活用します。

つづりをよく見て発音し、音の響きや語源、接頭辞と接尾辞など、意味を思い出すヒントがないか集中しましょう。

赤シートで和訳を隠し、素早く答えていきます。

 

1語あたりにかける時間は、せいぜい5~6秒です。

思い出せない、ど忘れしても立ち止まる必要はありません。

答えを確認してテンポ良く次に進みましょう。

 

見直しを複数回に増やす

この方法で行う見直しを、1日に複数回行います。

「暗記が苦手」「思うよう進められない」という人にありがちな、回数不足を脱しましょう。

 

この点の効果を説明するものとして、次のような例がよく知られています。

ある物事に触れる時間と回数が、記憶にどう影響するかというお話です。

 

1年のうち、2日半まるまる行動を共にするAと、毎日10分ずつ行動を共にするB、2人の人物がいるとします。

1年後、よりあなたの記憶に残っているのはどちらでしょうか(2人から受けるそれぞれの印象は同じとします)。

 

どちらとも総じて約60時間過ごす点に違いはありません。

にもかかわらず、後者と答える人が圧倒的に多いのです。

 

英単語の暗記も同様で、1度に時間をかけ過ぎるより、細かい時間を何度も繰り返す方が効果的ということです。

学校のテストで直前に必死で暗記をしても、その後放置してあっという間に忘れてしまったという経験があればわかりやすいですね。

 

一度にかける時間は最長5分

先の方法で気楽に行えば(1語あたり5~6秒)、5分で50個見直すことが可能です。

 覚えたばかりで難しいと感じる範囲なら、時間を短くして3分に30個でも構いません。

反対に、自信のついた範囲であれば5分で倍の量進めるなど、アレンジしてみて下さい。

 

繰り返しになりますが、なかなか覚えられないものが多くてもあまり気にせず続けましょう。

2個に1個答えられるようなら、そのまま続行して問題ありません。

短時間でも継続して行っていれば、自然と覚えてしまうものも増えていきます。

 

勉強の合間か生活のすき間時間で行う

最後に注意すべき点を挙げておきます。

それはこれらを勉強の中心としないことです。

 

英語は英単語の暗記だけで成果を出せる教科ではありません。

基本の知識であって、それらを運用する英文法や長文読解が待ち受けています。

語彙力がついてくると「もっと覚えよう!」と積極的になるのですが、勉強量のバランスを意識しなければなりません。

 

5分でできることだからこそ、いつやるのかが大切です。

学校の休み時間や食事の前後、通学のバスや電車内など、生活のすき間時間を有効活用しましょう。

机に向かう時間で英文法や長文読解と使い分けできれば、文句はありません。

 

朝昼夕に5分、1日15分の勉強で、毎日150個の英単語を見直しできる人になれます。

まずは今日一日だけでもクリアして、その感覚を身につけてみて下さい。

小さくてもきっと達成感があるはずです。

もし三日坊主になったとしても、またすぐに再開すれば良いのです。

英単語を発音して覚えるメリット

今回も英単語についてのお話です。

英単語を覚えるために、皆さんはどんな方法をとっていますか?

タイトルにもありますが、発音するという方法には2つのメリットがあります。

ポイントをかいつまんだ説明では説得力に欠けるので、具体例を挙げながらお話ししましょう。

 

音で聴くと「元々知っていた」という場合がある

アルファベットの文字列を眺めているだけではわからなくても、発音してみると実は知っている英単語だったと気付くことがよくあります。

 学校の授業(それも他教科)で聞いたことがあったり、テレビで聞いたことがあったり。

 

具体例を挙げてみましょう。

follow「(野球やバレーのフォロースルー、テニスのフォロースイング)→~の後に続く」

 continue「(ゲームオーバーの後のコンティニュー)→続く」

reach「(ビンゴまであとひとつ、というときのリーチ)→~に達する」

 

“元ネタ”は勉強だけに限りません。

好きなスポーツの用語や熱中しているゲームの用語、お気に入りの音楽の歌詞など。

数の差はあれど、どんなものでも可能性があります。

 

日本語の意味は分からずに音だけ知っていた場合でも効果があります。

あの言葉はこういう意味だったのかと振り返ることで、通常よりも強い印象が残るためです。

 

発音の似た英単語に共通点があることに気付く

ある英単語の発音が既に覚えたものと似ていると、意味にも共通点があることを発見する場合もあります。

常にそうとは言い切れないのですが、大抵の場合偶然ではありません。

 

この点も具体例を挙げてみます。

 include「(インクルードはクローズと同じく閉じる)→~を中に含む」

realize「(リアライズリアルと同じく現実)→~を現実のものと気づく」

compare「(コンペアはペアと同じく2つで1組)→~を比較する」

 

英語に限らず、言語は元々話す行為でも用いられてきた道具です。

特定の音が共通する意味をもつ理由はここにあります。

長い年月を経てアルファベット表記は変化しても、音で表していた意味は変わらずに残っているという経緯があるのです。

 既に身につけた知識とひも付けができれば、これも暗記の後押しになるということです。

 

2つの気付きで英単語の暗記を得意にできる

以上が英単語を発音しながら覚えることで得られるメリットです。

2点に共通するのは、暗記するためのきっかけ作りになるという点です。

 

十分に暗記できたと呼べる状態を目指すには、毎日見直しする作業そのものは避けて通れません。

しかし、単語の意味を思い出すために何かしらのきっかけを持っていると、暗記に必要な気力も労力も大分小さくできるのです。

 

いたってシンプルな方法ですが、英単語の発音には大きな効果を期待できます。

ぜひ今日の勉強から取り入れてみましょう。

onの覚え方で分かる、英単語の正しい理解

今回は英単語の理解についてお話しします。

英単語は勉強のスタート地点ともいえる基礎知識。

 理解の仕方ひとつで、長期的に成長できるかが決まります。

 

on ~「~の上に」で覚えていたら注意

タイトルでも挙げたonという英単語を例にお話しをしましょう。

中学校の英語で登場し、恐らく誰もが目にしたことのあるon。

では皆さんはこの英単語、どう覚えているでしょうか?

 

「~の上に」という和訳をイメージされたなら、今回のお話を最後まで読んでいただいて損はないと思います。

その和訳が決して間違いではありませんが、理解を深めるという視点では覚え方として不十分です。

なぜかというと、onを含む英語表現を増やすにはほとんど役に立たないためです。

 

大学受験に頻出の表現を例に挙げてみます。

a picture on the wall「壁にかかっている絵」

insist on ~「~を主張する」

on ~ing「~するとすぐに」

 

ご覧のとおり「~の上に」という言葉は一向に出てきません。

 では、どのような理解の仕方、覚え方なら有効なのか。

それはずばり、コアミーニングという視点をもつことです。

 

 和訳とは異なる、コアミーニングを知ろう

コアミーニングとは、ある単語の本質を表すキーワードのようなものです。

特定の場面でしか使えない、個別の和訳ではありません。

一見ばらばらに見える和訳パターンに潜む共通点こそがコアミーニングです。 

 

あらためてonを例にとって考えてみましょう。

onのコアミーニングは“密着”です。

位置関係が上下かどうかではなく、物事がぴったりと貼りついた様子を表す、そんなとらえ方をしてみて下さい。

 

では、これを先の表現に当てはめてみます。

a picture on the wall「(地面に対して垂直でも)絵が壁に密着している→壁にかかっている絵」

insist on ~「(目に見えなくとも)気持ちがある意見に執着している→~を主張する」

on ~ing「ある出来事が別の出来事に時間差がなく発生する→~するとすぐに」

 

何かと何かが“密着”した様子を表すのがonだと理解すれば、全て共通点をもつ英語表現として見えてきたのではないでしょうか。

 

コアミーニングを理解した単語は暗記しやすく忘れにくい

もちろん、単語帳や参考書にある和訳をお手本として覚えることは最終的に必要です。

しかし、わけも分からず丸暗記を強いられた場合と比べると、コアミーニングを知った上で暗記した知識は後々の定着度に大きな差があります。

覚える時点での労力やストレスを減らすことも期待できます。

 

皆さんはこれまでコアミーニングの理解を意識されていたでしょうか?

厳しい言い方ですが、核心を理解していない単語の暗記で得られる力は微々たるものです。

大学受験を目指す場合も同様です。

個別の知識の背景にあるつながりを知らずに、すべてを丸暗記するのは物理的に不可能です。

 

コアミーニングを焦らず確実に理解して、より多くの英語表現を覚える方法を実践して下さい。